特徴FEATURES
明るく観察しやすいハロゲン光源透過照明

ダイヤモンドの鑑別に適した色温度のハロゲン透過照明を採用(無段階調光可能)。6V30Wのハロゲン球は非常に明るく、接眼レンズ観察時はもちろん、照明の明るさによってクオリティが左右されやすい顕微鏡写真撮影において非常に有用です。
ハロゲン照明は伝統的に宝石鑑定で利用されている照明であり、従来から宝石鑑定用顕微鏡を使用されている方にとって、LED光源での色味・見え方の違いが起こら田無いという利点があります。
また、アレキサンドライトに代表される、光源の波長により色が変化するような対象の場合、LEDの種類によっては上手く確認できないというような意見もあり、本製品ではハロゲン照明を採用しております。
宝石の内部構造が観察しやすい虹彩絞り付

GMS-935・GMS-945Tの透過照明には虹彩絞りが備わっており、光束を小さく絞り込んで照明するピンポイント照明を行うことができ、宝石内部の湾曲した脈理やその他構造を見つけやすくなります。
また、虹彩絞りを宝石の直径よりわずかに小さく絞り込む(シャドーイング技術のひとつ)ことで、宝石の双晶や成長構造の観察に役立ちます。
インクルージョン観察に最適な暗視野照明モード

切り換えつまみを操作するだけで、透過照明の明視野照明・暗視野照明をワンタッチで切り換え可能。
暗視野観察は、暗い背景に対象物が明るく浮かび上がる観察法です。これにより、通常の明視野観察に比べ高コントラストの像が得られ、微細物の検出に役立ちます。
宝石の内包物(インクルージョン)の観察に最適で、宝石の産地特定や種類の判別、ダイヤモンドグレーディングに有用です。
色温度6400K・フレキシブルアーム式のオーバーヘッド照明

宝石表面の刻印や、研磨根の観察に適した落射照明(オーバーヘッド照明)を標準搭載。
片手で簡単に動かせるフレキシブルアーム式のため、任意の位置・角度から照明可能です。
色温度6400Kの蛍光灯照明は、ダイヤモンドの黄ばみを軽減し、快適で正確な鑑別に役立ちます。
総合倍率6.7~45倍、オプション品により最大90倍の観察可能な双眼実体顕微鏡

宝石鑑定で一般的に用いられる、総合倍率10~45倍をカバーした、6.7倍~45倍無段階ズーム式の双眼実体顕微鏡です。
さらに、オプション品の視度補正環付接眼レンズWF20X/12mmを使用することで、最大90倍の高倍率で観察可能です。
ハイ・アイポイント仕様、視度補正環を備えた接眼レンズ

接眼レンズは、標準仕様・オプション品のいずれも眼鏡を掛けたまま観察できるハイ・アイポイント仕様。観察時に眼鏡の掛け外しの手間がなく、効率的に作業が行えます。
また、接眼レンズには視度補正環が備わっておりますので、左右両眼の視力差を補正し、快適に観察ができます。
顕微鏡写真の撮影・記録が可能な三眼鏡筒モデル

昨今、業種に関わらず情報の保管・記録は非常に重要視されています。
三眼鏡筒モデルGMS-945Tは撮影鏡筒を有しているため、顕微鏡用カメラを接続し、対象物の状態を正確に記録・保管することができます。
また、光路切換タイプの三眼鏡筒を採用しているため、カメラ撮影時にも多くの光量を得ることができます。これは暗視野観察等、観察像が暗くなることが多い宝石鑑定での写真撮影において、非常に有用です。
標準付属のアダプタでも接続可能な、顕微鏡用カメラに代表されるCマウントカメラのほか、オプション品を使用することで一眼レフカメラの取付も可能です。
情報共有が行いやすい、360°回転可能なベース

ベース底面には回転台が備わっておりますので、鑑定士同士での情報共有時や、対面しているお客様へ顕微鏡像をお見せする際等に便利です。
観察者の身長・観察姿勢に合わせて調整できるエルゴノミックな鏡筒傾斜機構

顕微鏡部は最大で45°傾斜可能な設計になっており、観察者の身長・姿勢により異なる目の位置に対して、接眼レンズを位置付けて観察が行えます。
体格が異なる複数の人が使用する場合でも、無理のない姿勢で観察が行えるため、観察時の疲労が軽減されます。
アルミ製キャリングケースが付属

頑強なアルミ製キャリングケースが標準付属。内部はウレタンクッションで保護されており、展示会や販売会等、外出時に顕微鏡を持ち運ぶ際にも安心です。






