特徴FEATURES
SONY製の高感度イメージセンサ STARVIS
裏面照射型のSTARVISは、非常に高感度で、低照度においても画質が非常に優れています。
また、センサのダイナミックレンジが非常に広いので、白飛び・黒つぶれが起 こりやすい明暗差の強い試料の撮影に適しています。さらに内蔵のHDR機能 (ハイダイナミックレンジ機能)を併用すると、より広い明るさの幅を表現す ることができます。
蛍光観察などの微光イメージングでもご利用頂けます。

高感度比較
従来型のカメラ
FLOYD-4K
ワイドダイナミックレンジ比較
従来型のカメラ
FLOYD-4K
新開発のパワフルなイメージプロセッサ
革新的な3Dノイズ除去機能
画質をほとんど劣化させることなくノイズを除去することが可能です。
この機能により、ノイズの発生を気にすることなくゲインを上げることができ、非常に光量が少ない状況においても、高フレームレートでの撮影が可能。アプリケーションの幅が広がります。
従来型のカメラ
FLOYD-4K
格段に向上した色再現性
よりよいコントラストと自然で鮮やかな色。
ハードウェア・イメージプロセッサに内蔵されているローカル・ガンマ補正機能により、色再現性が格段に向上しました。
高解像度イメージセンサとの連携により、細部の表現力と自然な色の再現性を実現しました。
従来型のカメラ
FLOYD-4K
パワフルなハードウェア
デュアルコアARM CPU、8G bit DDR4、HDMI2.0など、より高速な画像処理・情報転送を実現するためのハードウェアを登載しています。
マルチインターフェース
HDMI・Wi-Fi・USB3.0・Ethernet、さまざまな環境で利用可能です。
HDMIモード、Wi-Fiモード、Ethernetモード、USB3.0モードがあり、
HDMIモード、Ethernetモード(もしくはWi-Fiモード)、USB3.0モードは同時に使用可能です。

HDMIモードMULTI INTERFACE
PCレスで、スタンドアローンの顕微鏡カメラとして使えます。
HDMIモニタに接続。撮影や設定はカメラに繋いだUSBマウスで操作します。モニタ上に表示される撮影・設定メニューは、直観的に分かりやすいグラフィカルユーザーインターフェース。PCレスなのにまるでパソコンのような操作感です。
ライブビュー表示、静止画撮影、動画の録画が可能です。
撮影した静止画や動画はカメラ本体に挿入されたSDカードもしくはUSBメモリ内に保存されます。
計測機能を搭載。ライブビュー上での計測、撮影済みの静止画上での計測、いずれも可能です。
撮影済み静止画の表示・編集、動画の再生などが可能です。

Wi-FiモードMULTI INTERFACE
カメラ本体のEthernetポートからWi-Fiルータに接続すると、Wi-Fiカメラとして使えます。
無線LANを利用し、複数のユーザーが同時に異なる場所からFLOYD-4Kを操作し、4K解像度(UHD)のライブビュー映像を観察することができます。
静止画・動画の撮影も可能です。
このWi-Fiモードではスマートフォン、タブレット、Wi-Fi機能のあるWindowsもしくはMacのPCから接続が可能です。
スマートフォン、タブレット用のアプリは、iOS版とAndroid版が用意されており、APP StoreとGoogle Playから無料でダウンロード可能です。
ライブスティッチングやライブフォーカススタッキングのようなより高度な機能が必要なら、
無料のPC向けソフトウェアのSpectman(Mac版/Windows版)またはMicroStudio(Windows版)をご利用下さい。
新しく追加された帯域幅調整機能は、ユーザーにカメラのデータ転送速度を随時変更することを可能にします。
用途に応じて、画質優先・フレームレート優先が調整できます。

外付けのWi-Fiルータを利用することにより、以下のようなメリットがあります。
1.目的に応じて様々な通信規格・出力のWi-Fiルータが利用できる、
2.最良の電波環境が得られる場所にWi-Fiルータを設置できる、
3.新しい通信規格が出た際にカメラごと買い換える必要がない

EthernetモードMULTI INTERFACE
Gigabit Ethernet登載。ネットワークカメラのように有線LANで使用することが出来ます。
一台のパソコンと接続して使用することも出来ますし、社内のイントラネットに接続し、FLOYD-4Kを共有することも可能です。
計測、焦点合成(EDF)、タイリングといった顕微鏡写真の撮影に欠かせない機能を登載したWindows用とMac用の制御ソフトウェアが
標準で付属しているので、WindowsでもMacでもご利用可能です。
USB3.0モードMULTI INTERFACE
USB3.0ポートを備えており、USBカメラとしても使用することも出来ます。Windows用の制御ソフトウェア“MicroStudio”と、Mac用のソフトウェア“Spectman for Mac”が標準で付属しています。
これらのソフトウェアは、計測、焦点合成(EDF)、タイリングといった顕微鏡写真の撮影に欠かせない機能を有しています。

スタンドアローンモード(HDMIモード)における高度な機能
革新的な3Dノイズ除去機能により、低照度の状況下でも高いフレームレートが得られます。
PC無しでも計測ができるSTAND-ALONE MODE
FLOYD-4Kのスタンドアローンモード(HDMIモード)では、ライブビュー画面上で計測が可能。
もちろん撮影済みの静止画上でも計測出来ます。さまざまな計測ツールを登載しています。
計測データが別レイヤーに保存されるため、後から計測の編集や再計測を行うことが出来ます(レイヤーモード)。計測結果を画像内に埋め込んで一枚の静止画として保存することも出来ます(バーンモード)。
また、較正(キャリブレーション)の情報を撮影した静止画内に保存出来ます。
画像データに撮影時の較正データが保存されているので、時間が経ったあとに計測作業を行ったり、再計測を行うことが出来ます。

自動露出とマニュアル露出が利用可能。
ホワイトバランスはオート、マニュアル、エリアの3種が利用可能。
試料に応じて使い分けることが出来ます。STAND-ALONE MODE
- オートホワイトバランス:ライブビュー画面の中からカメラが自動で白色の部分を見つけて、そこを基準にカラーを自動で調整します。
- マニュアルホワイトバランス:ユーザーが自分でカラー調整します。
- エリアホワイトバランス:ユーザーがライブビュー画面内の白色の部分を選択し、そこを基準にカメラが自動でカラー調整します。白に近い色や明るい部分が画面内に複数ある場合などに、オートホワイトバランスよりも正確な色を再現することが期待できます。
※ホワイトバランスの指定エリアがモニタ上では白に見えていても、実際には非常に僅かに色が付いている場合があります。このような場合は、正常にホワイトバランスが取得できません。
標本を取り除き、照明光のみの状態(落斜照明の場合は白い紙などを設置した状態)でのホワイトバランス取得を推奨します。
従来型のカメラ
FLOYD-4K
カメラ本体で撮影済みの静止画・動画の再生が可能STAND-ALONE MODE
動画再生は、巻き戻し、早送り、コマ送りができます。
コマ送りでは、目で追いきれないような標本の素早い動きや変化が観察しやすくなります。
撮影した静止画と動画はそれぞれ別のフォルダに保存され、いつでも簡単に閲覧可能です。

SDカード・USBメモリが使用可能STAND-ALONE MODE
PCレスで800万画素の静止画撮影や、最大60fpsの4K動画(4K UHD)を撮影できます。
標準付属のSDカード以外にも、USBメモリを記憶装置として使用できます。
撮影した画像や動画は、カメラ本体に挿入されたSDカードまたはUSBメモリに保存されます。
パラメータの設定の保存・読込が可能STAND-ALONE MODE
撮影条件の再現や共有が可能です。
ディスプレイの解像度に自動で適応
接続先のディスプレイの解像度に応じて、カメラの出力解像度を4Kもしくは1080Pに自動で切り替えます。
ユーザーが手動でカメラやディスプレイの設定を変更する必要はありません。
低解像度のディスプレイに接続している場合でも、静止画と動画の撮影は4K解像度を維持しています。
ユーザーの手間は最小限に留めながらも、最高画質の静止画撮影・動画録画が可能です。
外部トリガによる撮影が可能
市販のUSBフットスイッチを利用すると、外部トリガによる静止画撮影、動画の撮影開始・停止が可能です。両手がふさがる作業中でも、フットスイッチで写真や動画の撮影ができます。
さまざまなプラットフォーム用のソフトウェアをご用意
様々な環境で利用して頂けるよう、5つのソフトウェア・アプリを用意しています。
- Built-inソフトウェア:カメラ内部に搭載されたソフトウェア
- Microstudio:Windows PC用の高機能なソフトウェア
- Spectman for Windows:Windows PC用のソフトウェア
- Spectman for Mac:Apple社製のPC用のソフトウェア
- Spectman for iOS:iPhoneやiPad用のアプリ
- Spectman for Android:Android系のスマートフォンやタブレット用のアプリ
いずれのアプリ・ソフトウェアでも、カメラの設定の変更、静止画・動画の撮影、計測機能などが可能です。
MicroStudio・Spectman for Windows・Spectman for Macでは、焦点合成やタイリング機能も搭載されています。
各種プラットフォームのソフトウェア・アプリの機能比較は、PDFファイル「各種プラットフォームでのFLOYDシリーズの機能比較」をご覧下さい。
対応OS
Windows 7※ / 8 / 8.1 / 10 / 11(32bit・64bit)
Mac OSX 10.10以降(Yosemite / El Capitan / Sierra / High Sierra / Mojave / Catalina / Big Sur / Monterey)、Apple M1・M2チップ搭載のMacにも対応
iOS バージョン11.0以降
Android バージョン5.1以降
※推奨動作環境等、ソフトウェアの詳細は以下リンクよりご確認ください。


























