特徴FEATURES
高感度なSONY製裏面照射型センサを搭載
ソニー製の超高感度裏面照射型STARVISセンサーを採用し、明視野だけでなく低照度下での撮影でも高画質を実現。従来製品のFLOYD-100に比べて2倍以上の感度を有します。蛍光像にも対応できる高感度なイメージセンサです。

高速60fpsのフレームレート 、フルハイビジョン解像度(1920×1080)
滑らかなライブ画像。パワフルなイメージプロセッサ搭載により、最大60fpsの動画をSDカードに記録することができます。
H264とH265の2つのビデオエンコーディングにより、様々な用途に合わせて高品質の動画を記録することができます。また、動画の再生もモニター上で行うことができます。
※動画記録フレームレートは、SDカードの仕様やカメラのパラメータ設定に影響されます。

パソコンレス、HDMI出力、USBマウスでカメラを操作。
HDMI接続。テレビモニタ上にフルハイビジョン(1920×1080)・60fpsの鮮明なライブビュー像を表示でき、またワンクリックでSDカードにフルハイビジョン画質の静止画や動画を保存することができます。静止画・動画はカメラ本体に挿入されたSDカード内に保存されます。保存済みの静止画・動画をカメラ本体で再生することが出来ます。
カメラ本体に接続したUSBマウスを用いて撮影操作やカメラの設定を行います。テレビモニタ上に表示される操作メニューはグラフィカルユーザーインターフェースに優れ、PCレスで使用しているのにも関わらず、PCと変わらない操作感です。

メニューはアイコン表示で分かりやすく、直感的に操作可能。メニューは非表示にもできます。

メインメニュー
- 自動露出ON/OFF
- 露出補正
- 露出時間
- ゲイン
- RGBカラー調整
- ホワイトバランス(オート、マニュアル、エリア)
- シャープネス
- ノイズ除去
- 彩度
- ガンマ
- コントラスト
- 輝度
- アンチフリッカー (DC、AC50Hz、AC60Hz)
上段メニュー
- 各種計測機能
下段メニュー
- ズームイン/アウト
- 水平/垂直反転
- モノクローム
- フリーズ
- グリッド
- ブラウズ(撮影済みの静止画・動画)
計測機能を搭載
ライブ映像と撮影済みの静止画、いずれでも計測機能が利用できます。
計測データが別レイヤーに保存されるため、後から計測の編集や再計測を行うことが出来ます(レイヤーモード)。計測結果を画像内に埋め込んで一枚の静止画として保存することも出来ます(バーンモード)。
また、較正(キャリブレーション)の情報を撮影した静止画内に保存出来ます。
画像データに撮影時の較正データが保存されているので、時間が経ったあとに計測作業を行ったり、再計測を行うことが出来ます。

利用可能な計測機能
キャリブレーション、点、角度(3点)、角度(4点)、直線、寸法線、垂線、平行線間距離、水平線、垂直線、四角形、円(半径)、円(3点)、楕円、楕円(5点)、同心円、2円間距離(半径)、2円間距離(3点)、弧、多角形、フリーハンド、矢印、スケールバー、CSV形式でエクスポート
最大10倍のデジタルズーム機能
等倍~10倍まで、0.2倍刻みでデジタルズームが可能です。試料の細部の観察が容易に行えます。

グリッド表示機能。ワークの位置決めなどにも利用できます。
水平・垂直方向にそれぞれ最大10本のグリッド線をモニタ上に表示できます。ラインの位置はデフォルトで等間隔ですが、任意の位置に移動させることも可能です。また、線の幅や色も用途に合わせて変更することが可能です。

反転機能
カメラ像を上下左右に反転することが可能です。カメラポートの像が反転像となる顕微鏡においても、カメラ像を肉眼視野と同じ方向に修正することができます。

画面のフリーズ
動く観察物の像を一時停止させることができるので、細部の観察が容易になります。

普通の顕微鏡をデジタル顕微鏡化できます
カメラ本体にオプションの11インチHDMIモニタを取り付けることが出来ます。取り付け角度も調節可能なので、観察しやすい向きに取り付けられます。

用途に応じた自動露出上限値の設定
自動露出において、露出時間の上限値を設定することができます。自動露出利用時、設定した露光時間の上限でも目標の明るさに到達しない場合、自動的にゲインを増加させます。これにより自動露出調整時のフレームレートと画質のバランスを取ることができます。画質よりもフレームレートを重視する場合は、自動露出の上限を短く設定します。逆に画質を重視する場合は、自動露出の上限を長く設定します。
オート、マニュアル、エリアホワイトバランス機能
FLOYD-200には、オート、マニュアル、エリアの3つのホワイトバランスモードが用意されており、様々な試料に対して常に高品質なカラー画像を得ることができます。ほとんどの場合、オートホワイトバランスで十分な色を得ることができます。しかし、標本内にごくわずかな空白部分しかないような場合には、エリアホワイトバランスで正確な色を調整することができます。マニュアルホワイトバランスでは、ユーザーが手動で画像の色を調整することができます。また、一定の照明環境下で標本が頻繁に入れ替わる場合には、オートホワイトバランスやエリアホワイトバランスで適切な色の画像を得たのちにマニュアルホワイトバランスに切り替えることで、異なる標本も、常に最良のホワイトバランスを維持することができます。
ファイル名プリセット機能
実験条件や実験名など、必要に応じて画像や動画に名前を付けることができます。複数の試料を様々な条件で撮影したり、動画を記録する際に非常に便利です。従来のモデルでは、画像をパソコンにコピーしてから名前を変更する必要があったため、余計な手間やミスが発生する可能性がありました。
モノクローム機能
カラーのライブ映像をモノクロに変換することができます。
さまざまな顕微鏡に取付可能
取付部は顕微鏡カメラでは最も一般的なCマウント。メーカーを問わず、ほぼ全ての顕微鏡に取り付け可能です。
このカメラに最適なCマウントアダプタの倍率は0.35倍程度ですが、視野中心部を強拡大で撮影する場合はより高倍率のCマウントアダプタをご利用下さい。オプション品のCマウントアダプタユニバーサルタイプや変換アダプタを利用することで、一般的な内径23.2mmの鏡筒のほか、内径30mm・30.5mmの鏡筒にも取り付けできます。
CCTVレンズやテレセントリックレンズなどを取り付けて使用することも可能です。

Cマウントアダプタの倍率の違いによる撮影範囲




























